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気の向くまま

まったりオタクライフの日々

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新刊の感想

黎明は琥珀にきらめく、の感想です。
白虹ほど細かく書くつもりはないので、気になったところだけ
ネタバレで書いてあるのでご注意を。




絳攸の過去がちょこっとだけ書いてあります。黎深と会う前のことと
拾われたときのお話。そこはともかくとして、何より驚いたのが
楊修と欧陽侍郎が仲良し(?)でなおかつ景侍郎を尊敬している
という点です。そこがつながるのー?とちょっと驚き。絳攸がなぜ筆頭侍郎に
なれたのかよくわかりました。ひとえに楊修の推薦と景侍郎の助けが
あったからということが。朝廷一の才人の意味がなくなってく……(苦笑)

秀麗も相変わらず情で動いているので、後でどんないい言葉を言っても
台無しだなあと思ったり。絳攸の弁護を申し出るのはいいのですが、
絳攸は自分の師だから更迭に納得できず、皇毅の決定を受け入れられないから
自分の意志に従い、絳攸の弁護をする、というのが秀麗の申し出なのですが
それはイカンだろう、と。

清雅は李絳攸ではなく、吏部侍郎の資質を問うた結果、拘束したわけだから
この場合、内心はどうであれ、吏部侍郎の資質は問題ないからこそ
再調査を、と言うべきじゃないのかな、と……。
ぶっちゃけ、師というのは関係ないわけですよ。一官吏として一御史として
判断した結果ゆえの申し出で十分だと蒼乃は思うわけです。

普通、どんなに願っても身内(もしくは近しい者)が関わることはできないわけで
弁護を申し出る辺りでも、御史としてのその判断はおかしくないかなー?と
思うわけですがね。

ところで絳攸は術を縹家にかけられるわけですが、
微妙に似た話を桃花扇の第三部で書いたので驚きました(苦笑)
術にかけられたヒロインを英姫と龍連の笛で助けるのと、
術にかけられた絳攸をリオウと百合の琵琶の音で助けるのが
こんなところで重なるとは思わなんだ。偶然って凄い(笑)

秀麗が母親と同じで子供が産めない体質(もしくはできにくい)だから劉輝と結婚できない、と
静蘭に話してましたが、まあ、当たり前だわなーと蒼乃は思います。
劉輝が嫁は一人と宣言していなければ問題なかったんですけどね。
王の妻の最も大事な役目は跡取りを産むことですから。
王を支えるより大事なことなのです。そこで子供が生まれなければ
血が途絶えるわけですから。

血による世襲制を続けていくなら避けて通れない道です。
玉座が世襲制ではないなら問題ないですけどね。こればっかりは
秀麗の言うとおりだと思います。だったら早く言えよ!という感じですが
以前の劉輝ならば子供はいらない、秀麗がいればいいなんて
言い出しかねないので、そりゃ逃げるしかないなー(苦笑)
なにせ、秀麗の為に王になると言ったわけですからね。

ただ今の劉輝は違うので、秀麗が子供が産めないから妃には
なれない、ときっちり断れると思うのですが、その辺りどういった
展開になるのか楽しみです。

ところで御史台官は「王の官吏」と呼ばれているらしいですが
ずっと王の官吏になりたかった秀麗なわけだから、ひょっとしたら
この道を突っ走るのかな、と思ったり。双玉の一つである燕青が
すでに秀麗の部下になったわけだし。
しかし、御史台長官っていうのもなあ(苦笑)


新刊を読んでから桃花扇を一気に書き上げようと思っていたのですが
テンションはすんごい勢いで下がってどうしよう、という感じです。(苦笑)
新刊を読んだらモチベーションが上がると思ったんだけどなー。
感想はかなりかいつまんで書いたのですが、細かいところで首をひねる
部分が多々あったのできっついです。うーん、どうしよう。
だからといってほっぽるわけにはいかないので頑張ります。
とりあえず、次の巻が出る前には終わらせよう、うん。
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